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41 在庫

T1ジェル/テストステロン1%

50ml50gジェルクリーム

Made in EU

¥8,960

世界初のナノ化リポソームジェルクリーム

種類

医薬品

関税と消費税

2か月分の使用量として、1回の個人輸入で認められているテストステロンクリームの個数は2です。

医薬品には関税はかかりませんが、製品合計金額を日本円に換算して16000円を超える場合は(日本税関の換算レート)、税関の判断により、消費税がします。


成分

バイオアイデンティカルテストステロン

その他の成分

Cocoトリアシルグリセロール、サンフラワーオイル、αトコフェロールアセテート、イソプロピルミリステート、ソルビン酸カリウム、安息香酸、カルボマー940、尿素、スクアレン、植物性グリセロール、水酸化ナトリウム、精製水


服用量・服用方法

1プッシュ=0.5ml

1ml~2ml(2プッシュ~4プッシュ)ジェルクリームを太ももの内側、陰嚢、肘裏、膝裏に毎回場所を替えて塗布して下さい。

*使用開始時はジェルクリームが出にくくなっている為、ジェルクリームが出てくるまで何度かプッシュして下さい。


世界初のナノ化リポソーム、テストステロン1%ジェルクリーム

ナノ化リポソーム経皮吸収型ジェルクリーム。べとつき感を抑えたタイプです。

女性も使用可能です。


取り扱い注意事項

  • 開封前は室温で保管できますが、開封後は冷蔵庫で保管してください。(ドアポケットで食品に触れないように、ジップロック等に入れての保管が最適です)
  • 開封前:子供の手の届かない冷暗所で保管し、使用期限内に使い切ってください。
  • 製品の品質保証は開封後60日間です。開封後60日以上経過した製品はご使用にならず破棄して下さい。
  • 妊婦、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は使用できません。
  • 妊婦、妊娠の可能性のある方、授乳中の方の近くでの使用、手に触れる場所での保管はしないで下さい。

テストステロンからエネルギーを得る

総テストステロン検査の結果が『標準』であっても、20年前のようなエネルギーを感じられない場合は、専門医の指導が必要です。

以下、ホルモン治療の権威であるリチャード・リップマン博士の臨床例より

症例1;52歳男性

毎日仕事の後に激しい運動をしているにもかかわらず、まったく筋肉を強化できず、最近では鬱状態に陥ることが多い。

これまでの総テストステロン検査の結果は、テストステロンレベル432ng/dl

年齢的には正常値ではあるが、かつての活力の為には不十分である。

慎重にエストラジオール(E2)をモニタリングしながらテストステロン濃度を700~900ng/dlにまで上げる必要があると考えられる。又、エストラジオールのレベルが高くなると前立腺が腫れて前立腺過形成や良性前立腺肥大が誘発されたり、女性化乳房症を発症する場合があるので、これらを避けるために、数ヶ月毎に血液検査を受ける必要があるでしょう。また、鬱症状や筋肉を強化できない理由が、432ng/dlという総テストステロンの低さと関係しているかどうかを確認するために、テストステロン修正過程をモニタリングする必要があるでしょう。

低テストロンに起因する問題を避ける

テストステロンレベルを修正することで、年齢とともに男性が経験する、以下のような問題を避ける事ができます。

  •  老化に伴う性的欲求の損失。
  • 勃起の安定性の消失。
  • 首や腕の皮膚のたるみ。
  • 腹部の過剰な脂肪。

このような一般的な老化に伴う男性の症状は、毎日テストステロン・クリーム(Tプロ)を腹部もしくは背中に塗り、毎年簡単な血液検査を受けることで修正が可能です。

その他の重要な測定

加えて、HbA1cテストによる血糖値検査も必要です。高血糖値は、高血圧や高コレステロールの他に、首や腕の皮膚のたるみや太鼓腹といった身体症状とも関係しています。突き出たお腹は、テストステロンをエストラジオールに変換させる酵素の存在を示すものですが、これによってエストラジオールが過剰になり、テストステロンが不足することになります。これによってウエスト周りの脂肪が増え、身体が女性化する恐れがあるため、問題は深刻です。

ノルウェーで1500人の男性を対象に行われた疫学ジャーナル研究では、ホルモン濃度、ライフスタイル要因、ウエスト・ヒップ比などを調べたところ、非常に興味深いことに、低テストステロンの最たる予知因子がウエスト周りであることが明らかにされました。

低テストステロンに反応して増加する黄体形成ホルモン(LH)の検査も重要です。黄体形成ホルモンとテストステロンが低い場合は、下垂体が消耗しているか刺激されていなか、亜鉛、マグネシウム、オキシトシン、インスリン様成長因子1(IGF-1)などの重要な栄養分やホルモンが不足していることが考えられます。上記52歳男性はこれらの4つを全て補う必要があると考えられます。

上記52歳男性の432ng/dlというテストステロンレベルは、年齢にすれば正常範囲かも知れませんが、20~30代の男性にとっては非常に低いものです。まずは、T1ジェル1%、前立腺を支援するグルコン酸亜鉛(50mg)、激しい運動をする人にとって貴重なクエン酸マグネシウム(200mg)、気分を明るくしてくれるオキシトシン(10IU)を処方し、一ヶ月後に血液検査をしました。さらに、必要であれば、老化を遅らせ、身体の修復率を高めるIGF-1の注射投与も効果的でしょう。。

又、この男性の場合、エストラジオールレベルは43pg/mlとかなり高かったものの(20~30pg/mlが正常)、血糖値に関しては、糖尿病に至るものではありませんでした。しかしながら、テストステロン不足による黄体形成ホルモン上昇が見られたため、テストステロンクリームの使用が必要なことは明らかでした。


女性に対するテストステロン療法:神話と誤解

レベッカ・グレーザー/コンスタンティン・ディミトラカキス

今日、男性へのテストステロン療法は増えつつありますが、特に女性に対するテストステロン療法など、未だに多くの問題や懸念が残されています。

ここでは、こういった懸念や憶測の原因とその科学的根拠をはっきりさせ、テストステロンに関する神話や誤解を論駁するために、文献探索を通して生理学的かつ科学的な証拠を提供するのが目的です。

テストステロンは女性にとって最大の生理活性女性ホルモンであり、女性の心身の健康に欠かせないもので、女性を男性化させたり、声を嗄れさせたりするものではありません。非経口テストステロンは肝臓に悪影響を与えたり、凝血因子を増やしたりしません。髪の成長を促し、心臓を保護し、気分を安定させ、攻撃性を抑えるテストステロンの、女性に対する安全性は、研究によって確立されています。

テストステロンに関する神話、誤解、女性に対する根拠のない懸念を捨て去ることで初めて、医師は患者に対してテストステロンによる適切な治療を提供することができるのです。

導入

現在は、閉経前後の女性のホルモン不足を治療するためにテストステロンを用いるのが、一般的になってきており、その安全性と有効性に関するさらなる研究が行われていますが、アメリカでは未だに女性に対するテストステロン療法に関する誤解が払拭されていません。

女性に対するテストステロン療法に関する誤解は主に、特定の病気がテストステロンレベルを高めるという疫学調査から生じたものです。こういった十分な証拠を伴わないデータによって病原モデルが生み出され、逸話的な観察に支えられた間違った結論が繰り返されることで、生物学的および生理学的根拠のない「神話」が広く受け入れられるようになったのです。

もう一つ、男女ともにテストステロン療法の安全性に誤解が生じた原因に、経口および注射による高用量の同化アンドロゲンステロイドが、精神状態の変化、攻撃性、心臓病、肝臓病、内分泌障害、乱用の可能性といった有害事象を誘発するという、根拠のない推定があります。ここで言及するテストステロンは、経口合成アンドロゲンや筋肉増強剤ではなく、バイオアイデンティカルに限られています。

イギリスやオーストラリアでは、これまで60年以上もテストステロンが女性に使われてきましたが、2013年現在、アメリカでは女性用のテストステロン製品は認可されておらず、バイオアイデンティカル・テストステロンは催奇形薬に指定されています。

女性に対するテストステロン療法に関する神話トップ10

神話1‐テストステロンは男性ホルモンである

科学的出版物でさえ、テストステロンを男性ホルモンとして扱っています。男性のテストステロンレベルが女性に比べて高いのは事実ですが、テストステロンは女性にとって生涯を通じて最も量の多い活性性ステロイドです。エストラジオールにはpg(ピコグラム)/mgもしくはピコモル濃度が使われるのに対して、テストステロンにはng(ナノグラム)/mgもしくはマイクロモルと、10倍高い単位で計測されますし、男女ともにアンドロゲン受容体(AR)に大量のテストステロンを供給するプロアンドロゲン、ジヒドロエピアンドロステロン硫酸塩(DHEAS)、ジヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、アンドロステンジオンなどが指数関数的に高いレベルで存在しています。

こういった論理的根拠があるにもかかわらず、長年エストロゲンが女性に対するホルモン補充療法に使われてきましたが、1937年には既にテストステロンが更年期障害の治療に効果的なことが報告されています。生物学的見地から見て、機能的なエストロゲン受容体(ER)とアンドロゲン受容体(AR)を持つ男女は遺伝的に類似していると言えます。興味深いことに、AR遺伝子はX染色体に位置しています。低量のエストラジオールと調和したテストステロンは、男女の健康にとって非常に重要であるうえに、テストステロンはエストラジオールの主要基質であり、エストロゲン受容体を通した副次効果を男女に与えます。

事実‐テストステロンは女性にとって最大の生物活性ホルモンである。

神話2‐女性におけるテストステロンの唯一の役割は性衝動と性欲である

テストステロンが女性の性衝動と性欲に果たす役割は、その生理的効果のごく一部でしかありません。機能的なアンドロゲン受容体は、胸、心臓、血管、消化管、肺、脳、脊髄、末梢神経、膀胱、子宮、卵巣、内分泌腺、膣組織、皮膚、骨、骨髄、関節滑膜、筋肉、脂肪組織といったほぼ全ての組織に存在しています。

男女ともに年をとるほどテストステロンやプロ・アンドロゲンのレベルが低下していきます。閉経前後の女性や高齢男性は、アンドロゲン不足の徴候である、不安、短気、鬱、疲労、骨粗鬆症、筋力低下、認知変化、記憶力低下、不眠症、ほてり、リウマチ性疾患、痛み、胸の痛み、尿路障害、失禁、性的機能不全などを経験する場合があります。アンドロゲン不足によるこういった徴候は女性に多く見られますが、テストステロンによって治療されるケースが増えてきました。

徴候の深刻さを標準化し、治療の効果を測る努力によって、アンドロゲン不足による徴候を評価する尺度が開発されました。男女ともに機能的で生理活性的なアンドロゲン受容体を持っているのに、女性にはアンドロゲン不足による徴候がないとし、女性に対するテストステロン療法が考慮されないことは、非科学的であり、信じがたいことです。

事実‐テストステロンは女性の心身の健康に欠かせないものでる。

神話3‐テストステロンは女性を男性化させる

テストステロンの効果が服用量に依存すること、低用量のテストステロンが女性らしさを刺激することが、65年以上も前から認められています。薬理学的用量超えるテストステロンを女性に使用することで、顔の毛や体毛が濃くなったり、クリトリスがわずかに大きくなったりすることはありますが、女性が男性化するということは有り得ません。こういったアンドロゲンによる副作用は、テストステロンの服用量を減らすことで治まりますが、テストステロンによる効果が服用量に依存していることから、実際には服用量を減らすよりも副作用を受け入れる女性が多く存在します。

前述のようにアメリカではアンドロゲンは催奇形薬に指定されています。強力な合成アンドロゲンであるダナゾールを1日に400~800mg服用することで、一部の女の胎児に陰核巨大や陰唇癒合が誘発される場合がありますが、局所的テストステロンや1日に1~2mgという服用量が胎児にこのような影響を与えるという証拠は存在しません。さらに、女の胎児を男性化させるには、母体のテストステロンレベルの30倍、もしくは一般的な服用量の50~500倍という、劇的な高用量を長期間投与する必要のあることが、動物実験によって示されています。

母体の内因性テストステロンレベルは、妊娠していない女性の2.5~4倍にもなりますが、大量のアロマターゼ源であり、母体のテストステロンを代謝させる胎盤によって、ホルモンの拡散が緩和されます。以前は、排卵を促して繁殖力を増やすテストステロンが、妊娠初期の吐き気を抑える目的で、副作用なしに問題なく用いられていました。

事実‐薬理学的用量を超える合成アンドロゲンを除いて、適用量のバイオアイデンティカルテストステロンは女性や女の胎児を男性化しない。

神話4‐テストステロンは女性の声を嗄れさせる

嗄れ声は成人人口の30%に人生のあらゆる時期で影響を与えますが、男性より女性に多く見られます。アレルギー、感染症、喉頭炎、逆流食道炎、声の濫用、粘膜剥離、薬物、声帯ポリープなどが主に嗄れ声の原因とされています。テストステロンが嗄れ声を誘発するという証拠はありませし、そういった生理的メカニズムも持ち合わせていません。むしろテストステロン不足が嗄れ声の原因と考えられていますが、これはテストステロンの抗炎症性特性と一致するものです。

小規模のアンケート調査では、1日400~800mgのダナゾールと声の変化に関係のあることが報告されていますが、これはあくまで自己申告であり、予測調査や客観的な研究では全く反対の結果が示されています。24人の患者に1日600mgのダナゾールを投与した研究では、3ヶ月目と6ヶ月目にアンドロゲン特性による声の変化が見られなかったが報告されています。これは私たちが行った、薬理学的用量のテストステロンを女性に1年間皮下投与したインプラント療法の結果とも一致しています。

雌のネズミに高用量の筋肉増強剤を与えると、回復不能な声帯変化が誘発される可能性がありますが、人間に対するテストステロン療法でも同じ結果が生じるという証拠はありません。万が一、テストステロン療法を受けている患者の声が嗄れたり、変化するようなことがあれば、精密検査を行う必要があるでしょう。

事実‐テストステロン療法が女性の声を嗄れさせたり、回復不能な声帯変化を引き起こすという決定的証拠は存在しない。

神話5‐テストステロンによる抜け毛

テストステロンやテストステロン療法が男女の抜け毛を誘発するという証拠はありません。男性のテストステロンレベルは女性よりも高く、年齢とともに抜け毛が起こりやすいものの、タンパク同化ホルモンであるテストステロンが抜け毛を誘発すると考えることは不当です。複雑かつ多因子的な、遺伝的に決定されたプロセスである抜け毛については、まだよく解明されていませんが、テストステロンではなくジヒドロテストステロン(DHT)が男性型脱毛症における最も活性的なアンドロゲンであると考えられます。女性のアンドロゲン性脱毛症は、その病因を追求するというより、むしろ男性型脱毛症のパターンに言及したものです。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)およびインスリン耐性を持つ一部の女性は、テストステロンレベルが高く、抜け毛が見られますが、その因果関係を示す証拠はありません。抜け毛はインスリン耐性のある男女に共通しています。肥満とインスリン耐性は、毛包におけるテストステロンとDHTの変換を増やす5α還元酵素ダクトアーゼを増やします。さらに、肥満、年齢、アルコール、薬、運動不足などがアロマターゼの活性を増加させ、テストステロンを下げ、エストラジオールを増やします。DHTとエストラジオールの増加、テストステロンの減少は、薬、ストレス、栄養不足などとともに、男女における抜け毛の要因と成り得ます。

女性の約3分の1が老化に伴うテストステロン低下と薄毛を経験します。私たちは以前、テストステロンの皮下投与によって3分の2の女性に髪の再生が見られたことを報告しましたが、テストステロン療法によって髪が再成長しなかった女性には、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進、鉄分不足、高肥満指数といった傾向がありました。また、薬理的血清レベルのテストステロンによる、最高56ヶ月にも及ぶテストステロン皮下治療でも、285人の患者全員に、抜け毛に関する不満は確認されませんでした。

事実‐テストステロン療法は女性の毛髪を増やす。

神話6‐テストステロンは心臓に悪影響を与える

女性よりテストステロンレベルが高い男性は、心臓病の発病率が高いものの、男女ともにテストステロンが心血管(CV)疾患の一因であると仮定するのは非論理的です。同化合成経口ステロイドと違って、テストステロンが心臓に副作用を与えるという証拠がないだけでなく、生理的にも考えにくいことです。

心臓を保護するという生物学的かつ臨床的証拠が圧倒的であり、男女の除脂肪体重、糖代謝、脂質プロフィールに有益な影響を及ぼすテストステロンは、心血管疾患や糖尿病の予防および治療に効果的に用いられてきました。男女の血管を拡張させ、アテロームを妨げる免疫変調特性を持つテストステロンは、心筋に有益な影響を与えます。

テストステロンレベルの低い男性は、あらゆる要因から心臓病の発病率や死亡率が増加するだけでなく、心不全患者の運動能力の低下と予後不良の独立予測因子にも成り得ます。男性と同様に、テストステロン補充が鬱血性心不全女性患者の機能的能力、インスリン耐性、筋力を向上させることが示されています。

テストステロンは利尿薬ですが、エストラジオールを芳香環化することから、浮腫、体液貯留、不安、体重増加といった副作用が生じる場合があります。また、スタチンや高血圧治療薬などは、アロマターゼ活性を増やし、エストラジオールを増やすことで、間接的にテストステロン療法の副作用を誘発させます。

事実‐テストステロンが心臓を保護し、その十分なレベルが心血管疾患の危険性を低下させるという証拠が相当量存在する。

神話7‐テストステロンが肝臓に損害を与える

例えばメチルテストステロンなどの経口合成アンドロゲンを高用量に服用すると、腸肝循環に吸収されて肝臓に悪影響を与えますが、皮下投与や局所的パッチによるテストステロンは、腸肝臓循環を避けて肝臓を迂回することから、肝臓、肝酵素、凝固因子に副作用を及ぼしません。非経口テストステロンは、経口エストロゲン、経口アンドロゲン、合成プロゲステロンなどと違って、深部静脈血栓症や肺塞栓症のリスクを高めることはありません。

筋肉増強剤や経口合成アンドロゲンに肝臓毒性の懸念があるにもかかわらず、肝細胞癌の報告は、経口合成メチルテストステロンを高用量に投与された男性3件だけであり、経口アンドロゲン治療では良性腫瘍(腺腫)さえ非常に珍しいことが示されています。

事実‐非経口テストステロンは、肝臓に悪影響を与えたり凝固因子を増やしたりしない。

神話8‐テストステロンが攻撃性を誘発する

筋肉増強剤が攻撃性や怒りを高めることはありますが、テストステロン療法ではこういったことはなく、テストステロンウンデカン酸エステルの薬理学的用量を超える筋肉投与でさえ、攻撃的な行動を増やしません。

前述のように、テストステロンはエストラジオールを芳香環化することができます。攻撃性だけでなく、エストロゲン受容体αにおける行動を通した敵意でさえ、テストステロンではなくエストロゲンが重要な役割を果たしていることを示す、ありとあらゆる種類の証拠が相当数存在します。

私たちは以前、女性のアンドロゲン欠乏症に対するテストステロン皮下治療が、90%以上の患者の攻撃性、短気、不安を減少させたことを報告していますが、これは何も新しい発見ではなく、アンドロゲン治療は月経前症候群(PMS)の治療に60年以上も前から使われています。

事実‐テストステロン治療は、不安、短気、攻撃性を減少させる。

神話9‐テストステロンには乳癌のリスクを高める可能性がある

1937年には既に乳癌がエストロゲンに敏感であることが認められています。エストロゲンに拮抗するテストステロンは、乳癌以外にも、同じくエストロゲンに敏感な疾患である胸の痛み、慢性乳腺炎、子宮内膜症、子宮筋腫、機能障害性子宮出血などの治療に使用し得るものの、高アンドロゲンと乳癌の関係が疫学的調査によって報告されています。こういった研究に方法論的な限界のあることは顕著ですが、さらに高エストラジオールと肥満指数の増加を説明するものではありません。こういった矛盾した観察研究による原因と結果の解釈は、アンドロゲン受容体(AR)におけるテストステロン効果に関する既知のバイオロジーと衝突するものです。ARシグナリングは、正常、癌性ともに、胸部組織に対するアポトーシス促進性、抗エストロゲン、成長抑制効果を発揮します。

増殖とエストラジオールによる刺激を防げるなど、テストステロンに胸部組織に対する有益な効果のあることが、霊長類および人間に関する臨床試験によって示されています。胸を保護するのは、テストステロンとエストラジオールの比率やバランスです。テストステロンはエストロゲン治療を受けている女性の乳癌リスクを増やすのではなく、むしろ低下させるように見受けられます。しかしながら、テストステロンがエストラジロールを芳香環化することから、エストロゲン受容体(ER)αを通した副次効果および刺激効果をもたらすことができます。

テストステロンとアロマターゼ阻害薬(皮下投与)の併用によって、乳癌生存者のアンドロゲン欠乏症を効果的に治療できることが示されているとともに、現在アメリカ国家癌研究所では、こういった徴候に加えて、アロマターゼや関節痛に対する潜在的治療効果が調査されています。

事実‐テストステロンには胸を保護する効果があり、乳癌の危険性を高めない。

神話10‐女性によるテストステロン使用の安全性は確立されてない

女性へのテストステロンインプラントは1938年から安全に使われ続けてきましたし、最高40年に及ぶ225mgという高用量の有効性、安全性、耐容性に関する長期データや、女性から男性への性転換患者に使われる薬理学的用量を超えたテストステロンが、死亡率や、乳癌および血管病といった深刻な病気を誘発しないことを示す長期追跡調査など、女性に対する非経口テストステロン治療の安全性に関する優れた調査が多く存在しています。

テストステロンに関する副作用や安全性の懸念は、経口薬もしくはアロマターゼ活性の増加による、エストラジオールの増加とエストロゲン受容体における影響に起因するものです。アロマターゼ活性は、年齢、肥満、アルコール摂取量、インスリン耐性、乳癌、薬、加工食品、運動不足などによって増加します。臨床研究で見落されたり、対象にされないことが多いものの、アロマターゼ活性と高エストラジオールによる徴候をモニタリングすることは、男女問わずテストステロンを安全に使用するために、極めて重要です。

事実‐女性に対する非経口テストステロン治療の安全性は長期追跡調査によって確立されている。

結論

十分なテストステロンは男女の心身の健康に欠くことができません。神話、誤解、女性に対するテストステロンおよびテストステロン療法に関する、根拠のない懸念を捨て去ることで初めて医者は、証拠に基づくアドバイスと適切な治療を、患者に提供することができるのです。


テストステロンと前立腺の安全

要約

目的:テストステロンと前立腺癌に関する論争に関する、テストステロンによる前立腺治療の安全性の再検討。

方法:テストステロン療法が前立腺に与えるインパクトに関する既存の科学文献および医学文献の再検討。

結果

テストステロン療法による前立腺の安全を証明する大規模かつ長期的な偽薬対照試験は今のところ存在しないが、性腺機能低下症を患う成人男性に対するテストステロン療法が前立腺癌のリスクを増加させることを示す臨床試験や経年的集団ベース研究も存在しない。さらに外因性テストステロンが前立腺内テストステロンおよびジヒドロテストステロンを増加させないことも、新しい証拠によって示されている。実際には、低テストステロン血清濃度が前立腺癌を増加させること、これらの癌にはより気がかりな臨床的l特徴のあることを示す証拠が多く存在している。また、テストステロン療法が良性前立腺肥大症の排尿症状を悪化させることを示す調査も存在しない。

結論

テストステロン療法が前立腺癌のリスクを高める可能性が長期に渡って信じられてきたが、実際にはテストステロン療法が前立腺にとって安全なことを強く示唆する証拠が多く存在する。性腺機能低下のリスクを伴う集団と前立腺癌のリスクを伴う集団が重なるならば、定期的なモニタリングを受けながらテストステロン療法を受けることが強く推奨される。

導入

テストステロン療法には、テストステロンの血清濃度を高めて前立腺癌(PCa)のリスクを高めたり、不顕性癌を臨床性に変えたりする懸念があります。こうった懸念は、去勢やエストロゲン療法によってテストステロンが著しく低下することで、進行性の前立腺癌が退縮し、テストステロンの投与によって前立腺の成長が強化されるという、ハギンズとホッジスによる1941年の報告に基づくものです。後にノーベル賞を受賞したハギンズの業績によって、前立腺癌のアストロゲン依存性が確立されたのです。

今日に至るまで、前立腺特異抗原(PSA)を急速に減少させるアンドロゲン除去療法(ADT)が前立腺癌治療の中枢に留まっているうえに、アンドロゲン除去療法の断続的な停止によって、相当数の男性に前立腺特異抗原の増加といったテストステロン濃度の回復が見られることもよく知られています。これらの臨床観察から、臨床医がテストステロン療法による前立腺癌のリスクを心配する理由は理解できますが、奇妙なことに、そのリスクを示す臨床経験や科学研究は全く存在しません。さらに、転移性前立腺癌で死亡する患者のテストステロンが去勢レベルであることも確認されています。

私たちは、前立腺癌に関する安全性に特に注意しながら、テストステロンと前立腺に関するあらゆる証拠を再検討したいと考えています。テストステロン療法の安全性に関する大規模かつ長期的な対照試験はないものの、アンドロゲン除去療法が前立腺癌の退縮を誘発させるのに、なぜテストステロン療法が前立腺癌を進行させないかについての論理的解釈が、相当数の調査文献によって提供されています。

テストステロン試験

テストステロン療法に関する大規模な研究がないことから、前立腺特異抗原の変化と前立腺癌の発現率について、1~3年半に渡って調査した小規模な研究の結果を検討する必要があります。

371人の男性を対象にテストステロンジェル治療を行った研究では、前立腺特異抗原の増大(<1%)によって3つの癌が発見されています。なお、研究開始から3ヶ月目に確認された前立腺特異抗原の平均上昇値である0.4ng/mlは、研究が終わるまでの9ヶ月間変動しませんでした。

579人を対象に3~36ヶ月に渡って9回行ったテストステロン療法では、7つの癌および1.2%という癌発生率が示されました。

ワングらが行った最も長いテストステロン研究では、平均年齢51歳の男性163人が3年半に渡ってテストステロンジェル治療を受けましたが、6ヶ月後に0.85ng/mlから1.1ng/mlに増加した前立腺特異抗原の平均値は、その後3年間変動しませんでした。3人の男性が前立腺癌と診断されましたが、1年毎の治療による癌発生率は1%未満でした。

最終的に、高悪性度前立腺上皮細胞内腫瘍(PIN)の形成による前立腺前癌病変を患う男性と、患わない男性の前立腺癌率が調査されました。12ヶ月に及ぶ研究では、性腺機能低下を伴う75人の男性のうち、それぞれ前立腺生検予備検査を受けた55人と高悪性度前立腺上皮細胞膜腫瘍生検(PIN)を受けた20人にテストステロン治療を行ったところ、両群ともに前立腺特異抗原が15%増加( 0.3ng/ml)し、PIN群に癌が1つ発見され、1.3%という総発癌率が示されました。高悪性度前立腺上皮細胞膜腫瘍を持つ男性の5%という発癌率は、過去三年間における集団全体の発生率25%と比べて特に高いとは考えられません。

前立腺特異抗原に対するテストステロン療法の効果を調べた研究では、全体的な変化が穏やかであること、個々によって反応がかなり異なることが明らかになりました。テストステロン療法を1年間受けた58人の男性のうち、多くの場合(32人)前立腺特異抗原の増加は0.5ng/ml以下でしたが、14人に0.5ng/ml以上の増加が見られ、12人に低下が確認されました。なお、前立腺特異抗原が0.5ng/ml以上増加した男性と、低下した男性の間に、年齢、テストステロン基準値、前立腺特異抗原基準値といった違いは認められませんでした。

これらの研究とその結果を評価するには、複数の研究で観察された約15~20%という前立腺特異抗原の変化が、無関係な研究で50~60歳の偽薬群男性が1年間で13%増加したことと比べてそれほど大きくない点に注意する必要があります。そのうえ、テストステロン療法試験で繰り返し現れる約1%という年間発癌率は、前立腺癌検診を受けている男性の発癌率と比べて遜色がありません。

恐らく最も重要なのは、全体で400人以上が関係した2つの調査で、前立腺特異抗原が4.0ng/ml以下の性腺機能低下を伴う男性に、約15%の生検検出可能な発癌率が示されたことでしょう。7人に1人の男性のテストステロンが低く、前立腺特異抗原があり、テストステロンを上げることが本当に前立腺癌の成長を早めるならば、テストステロン療法が前立腺癌の著しく高い発癌率と関係している必要があります。

経年的研究

テストステロンや性ホルモンが前立腺癌に与える影響について、これまで少なくとも16の集団ベース研究が行われてきました。これらの研究では健康暦が入手され、場合によっては血液サンプルが20年以上に渡る研究期間中冷凍保存されました。研究終了時には前立腺癌を発症した男性が特定され、前立腺癌が見られない男性との組み合わせが対照として用いられました。

合計430,000人以上の男性が関わった研究では、1,400人の前立腺癌患者と、4,400人の対照男性が含まれていましたが、テストステロンレベルと前立腺癌の直接的な相関関係はいっさい示されませんでした。低アンドロゲン、算定フリーテストステロン、性ホルモン比率の四分位分析や多変量解析といった確率論が報告された例もありますが、これらは全て後の研究で支持されるものではありませんでした。こういった中で、テストステロンレベルの高い男性は前立腺癌のリスクが低いことが、最大規模の研究によって示されている点に注目すべきでしょう。

こういった研究の重要性は、前立腺癌の続発リスクに対する内因性ホルモン、特にテストステロンレベルの長期的影響を決定するための高度なメソッドを提供するという点にあります。これらの研究は、テストステロン療法の長期的対照予測調査に完全に取って代わる価値があるというわけではなく、テストステロンなどのホルモンレベルが高い男性に前立腺癌の危険性が高まる傾向があるのかという問題に対処するものです。これらの予測経年的研究によって、まず、前立腺癌を発症する男性のテストステロン基準値が高くないこと、そして、高テストステロンレベルの男性の前立腺発症リスクが、低テストステロンレベルの男性よりも高くないという、納得のいく2つの答えが提供されます。

パラドックスの解決

アンドロゲンの排除が進行前立腺癌の成長に強力な影響を及ぼす一方で、テストステロン療法が前立腺癌のリスクどころか前立腺特異抗原にさえほとんど影響しないのは何故かという疑問に対する答えが、マークスらによる最近の画期的な研究によって提供されました。

性腺機能低下を伴う40人の男性を対象に半年間行われた無作為偽薬二重盲検試験で、2週間おきにテストステロンもしくは偽薬のいずれかを投与した後に、前立腺生検と総合評価を行ったところ、テストステロンの血清濃度が大きく変化したにもかかわらず、前立腺内のテストステロンおよびジヒドロテストステロン(DHT)濃度がほとんど変化しなかっただけでなく、前立腺増殖やアンドロゲンと関連する遺伝子発現も見られませんでした。これらの結果は、血清アンドロゲンの著しい変化が前立腺に影響しないこと、前立腺組織内の生物学的変化を誘発しないことを示しています。

この研究によって、テストステロンに関する前立腺アンドロゲン受容体飽和の概念を支持する科学的な証拠が提供されます。テストステロン濃度が極端に低い飽和モデルの場合は、前立腺成長に対するテストステロンの重大な影響があるものの、テストステロンが高濃度である場合は、こういった影響は重要ではないと考えられます。ファウラーとホイットモアは、転移性前立腺癌を患う男性患者に対するテストステロン投与の影響を詳述した1981年のレポートで、このモデルの基礎を築きました。彼らは、先にアンドロゲン療法を受けた男性の場合、テストステロン療法による急速かつほぼ普遍的な前立腺癌の進行が見られるが、転移性前立腺癌に対する事前操作を受けていない男性には影響しないことを記し、自然に生じる内在性テストステロン濃度が前立腺癌を発生させるために十分なことを結論付けています。マークスらの研究によって支持されるこの概念は、飽和モデルの本質を説明するものです。

低テストロンと前立腺癌

テストステロンを上げることで前立腺癌の危険性も必然的に高くなるという古い考えを臨床医が捨て始めたのには、低テストステロン自体が前立腺癌の危険因子となる可能性を示す、偶然の認識があったからです。現在ではテストステロン不足によって前立腺癌の危険性、グリソンスコア、ステージの進行度が高まり、生存率が低くなるという新しいデータが出てきています。

性腺機能不全症を伴う、前立腺特異抗原レベルが4.0ng/ml以下の男性345人を対象に行われた研究では、テストロンレベルが最も低かった群の男性が癌を発症する危険性は、レベルが最も高かった群の男性の2倍に相当することが、生体組織検査によって示されました。

根治的前立腺切除を受けた326人の男性を対象にした別の研究では、テストステロン濃度の予備処置と局限性疾患の可能性が相関することが示されていますし、現在では高グリソンスコアと低テストステロンに相関関係のあることを示す証拠もあります。これらの調査結果によって、前立腺癌であると診断されたテストステロンレベルの低い男性の前立腺見本および高グリソンスコアに断端陽性がある可能性を示唆する証拠が増えつつあること、テストステロンレベルの高い男性は断端陰性であり、悪性の病気にかかりにくいことが示されています。

前立腺癌と診断された後のテストステロン療法

原因療法後に前立腺癌が治った患者数が増えつつあることからも、テストステロン不足の男性に対するテストステロン療法を考慮せざるを得ないでしょう。これは長年のタブーでしたが、科学的な証拠とテストステロン療法の臨床経験によって、これまで考えられてきたほど危険ではない可能性が示唆されています。前立腺癌が上手く治療された後に、謹選された集団にテストステロン療法を使用し得ることが、以下のような複数の少規模研究によって示唆されています。

  • 性腺機能低下の徴候と検出不能な術後前立腺特異抗原を持つ、根治的前立腺切除を受けた男性が1~12年に及ぶテストステロン療法を受けたにもかかわらず、再発が見られなかった。
  • 検出不能な前立腺特異抗原を持つ、根治的前立腺切除を受けた男性10人を対象にした研究でも、総テストステロンが197ng/dlから591ng/dlまで上がり、性機能低下の徴候がなくなるという、同様の心強い結果が得られている。最も重要なのは、追跡期間中央値19ヶ月に再発がいっさい見られなかった点である。
  • 近接照射療法後にテストステロン治療を受けた前立腺癌患者31人の治療期間中央値は4.5(0.5~8.5)年で、テストステロン全濃度は半濃度の188ng/dLから498ng/dLにまで上がり、前立腺癌の再発や進行は見られず、すべての男性の研究終了後の前立腺特異抗原は1.0ng/ml未満であった。

最も大きなものは、根治的前立腺切除後にテストステロン療法を受けた、性腺機能低下を伴う男性103人(77人が低~中程度のリスク、26人が高リスク)の生化学的再発を、49人の性腺機能が正常な男性(35人が低~中程度のリスク、14人が高リスク)と比較評価した、パスツザックらによる研究です(高リスク=GL≥8、断端陽性、リンパ節陽性)。追跡期間中央値27.5ヶ月の生化学的再発は、テストステロン療法を受けていた群で4件(4%)、受けていなかった群で8件(16%)でした。

さらに、放射線治療後の前立腺癌患者に対するテストステロン療法の成果に関する報告も複数あります。サロスディらは、近接照射療法後にテストステロン療法を受けた31人の男性に、追跡期間中央値4年半の間に生化学的再発のなかったことを報告しています。また、体外照射療法後にテストステロン療法を受けた前立腺癌患者の結果も、最高27ヶ月の追跡期間中5人の男性に生化学的再発がなかったことがモラレスらによって、追跡期間中央値29.7ヶ月で13人の男性に再発がなかったことがパスツザックらによって、それぞれ報告されています。

恐らく最も誘発的なのは、リスクが低いために経過観察されているなど、前立腺癌の治療を受けていない男性へのテストステロン治療でしょう。モーゲンテイラーらは、こういった男性13人に対する平均治療期間2年半のテストステロン療法について報告しています。すべての男性が平均2回ずつ前立腺生検を受けましたが、テストステロン治療による前立腺特異抗原や前立腺の大きさに変化はなく、癌の進行もいっさい見られず、再度の生検でも癌が確認されることはありませんでした(54%)。

こういった臨床結果は、限局性前立腺癌に対する原因療法後に、患者の性腺機能低下症状をテストステロン療法によって取り除きたい医師に、ある程度の安心感を与えるものですが、真の安全性を確立させるには、より広範囲かつ長期的な研究が必要でしょう。

良性前立腺に対するテストステロン療法の効果

前立腺特異抗原との関係や、良性前立腺がアンドロゲンの支配下にあることから、テストステロン治療によって、前立腺肥大による排尿困難や頻尿などの下部尿路通過障害が引き起こされるという懸念もありましたが、良性前立腺に対する悪影響が非常に稀であることが、利用可能なすべてのデータによって示されています。さらにテストステロン療法が前立腺をそれほど肥大させないことが、経直腸超音波を使った多くの研究によって示されているうえに、尿流速、排尿後の残尿感、国際前立腺症状スコアに変化のないことが、一貫して示されています。

結論

テストステロン療法の安全性を決定付けるための大規模な対照試験が欠如しているとはいえ、短期間から中期間の治療による前立腺癌の臨床リスクが少ないことが明らかにされつつあります。前立腺癌のアンドロゲン依存と、アンドロゲン遮断療法(ADT)が進行移転性前立腺癌に与える劇的な影響を考えると、これまでテストステロン療法が前立腺癌を進行させると考えられてきたことも無理はありませんが、前立腺癌によって死亡した男性のテストステロンが去勢レベルであるにもかかわらず、この懸念は未だに臨床経験や学術調査によって間違ったまま伝えられています。具体的には、高テストステロンと前立腺癌リスクの増加に関連性のないことが、最高42ヶ月、1ダース以上の経年的集団ベース研究によって、一貫して示されています。

前立腺組織が比較的低いテストステロン血清濃度で飽和するということ、さらにこの飽和点を越えたテストステロンが前立腺内のアンドロゲン濃度によって反映されないことが、高テストステロンが前立腺癌を進行さないという説明になると考えられます。最新の小規模研究では、わずか数年前までタブーとされていた、原因療法後の限局性前立腺癌にさえ、テストステロン療法を合理的に使用できる可能性のあることが示唆されています。高アンドロゲン血清濃度が前立腺癌の成長を絶えず増大させるという、アンドロゲン仮説が長年に渡って信じられてきましたが、現在ではその矛盾を示す証拠が多く存在しています。

前立腺癌は低テストステロン血清濃度に敏感であり、高テストステロン血清濃度とは無関係であるというだけでなく、現在では低テストステロン自体が前立腺癌の危険因子と成り得るという認識が育っています。


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