ホルモン分泌の乱れを修正して不眠症を改善する

ホルモン分泌の乱れを修正して不眠症を改善する

不眠症には、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、必要以上に早く目が覚めてしまうなど、さまざまなタイプがありますが、いずれも熟睡感が感じられず、疲れが取れないことから、日中に眠くなったり、集中力が欠けたり、体調不良が生じたりしてしまいます。

不眠症の原因も、時差などの環境要因、年齢、精神的ストレス、生活習慣などさまざまですが、他の病気が関係していることもあります。不眠の原因となる病気には、高血圧、糖尿病、頻尿、痛みや痒みの強い病気、女性ホルモンの変調などがあります。

必要な睡眠時間は年齢によって異なりますし、個人差もあることから、しっかり眠れている感じがあり、日中の活動に差し支えなければ、必要以上に気にすることはありませんが、慢性的な疲れを感じたり、不安感やイライラが募るようであれば治療が必要でしょう。

睡眠が不足すると、免疫機能が低下するため風邪をひきやすくなりますし、ホルモンバランスが崩れるために血糖値や血圧が上昇したり、食欲を抑えるホルモンの分泌が減って食欲増進ホルモンの分泌が増えることで太りやすくなるといった悪影響が生じることもわかっています。

不眠症を治すには、従来のような徴候に対処するだけの治療や、レム睡眠を誘発しない自然療法などではなく、その根本原因に取り組む必要があります。

例えば高齢者の場合は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの夜間分泌が上昇することで睡眠が妨害されることがありますが、コルチゾールの分泌量をコントロールすることで不眠症を改善できることがわかっています。

また、睡眠ホルモンと言われるメラトニン夜間分泌が、ストレス、運動不足、時差ぼけ、生活リズムの乱れ、自律神経系の乱れといった原因で不足することでも、睡眠障害が誘発されてしまいます。

中でもメラトニン分泌を乱す大きな原因となるのが、ストレス生活リズムの乱れですが、昼夜が逆転した生活による太陽光の不足や過剰なダイエットによる栄養不足によってセロトニンの生産が低下すると、メラトニンも分泌されにくくなってしまいます。

メラトニンが不足しやすい現代社会を生きる私たちにとって、その影響は見過ごせないものであり、実際に日本人の5人に1人が何らかの睡眠障害を抱えているとされています。

メラトニンの分泌が慢性的に不足すると、不眠症だけに留まらず、自律神経失調症生活習慣病などが誘発される恐れのあることから、サプリメントを利用するなどして、メラトニン分泌を改善する必要があるでしょう。